金曜日, 8月 9, 2013

NPOの運営2:知識の蓄積

GV日本語のエディタの三橋です。前回は、GV日本語の概要やエディタの役割、今までの歴史について話しました。今回は、ノウハウを蓄積していくことについて話します。

GVの記事の公開や管理には、Wordpressというシステムを使っています。

Wordpressはとても高機能で拡張がありますが、その分一般に使われているブログサービスと比べると、やや操作方法が複雑な部分があります。また、HTMLの知識がないと、記事のレイアウトが崩れてしまうこともあります。そのため、わたしがGV日本語を引き継いだときには、WordpressやHTMLに関する知識がないメンバーが翻訳をしたときは、それをエディタが自分の手でHTML化し、Wordpressにアップロードして公開しておりました。しかし、この方法では、人数が多くなった場合パンクしてしまいます。とはいえ、WordpressやHTMLがわからないからといってメンバー受け入れをお断りするのももったいない話です。

幸い、記事をアップロード、公開するときに必要となるWordpressの操作は決まりきったものでしたし、HTMLの編集はただ英語部分を日本語部分に置き換えるだけのことです。なので、少し手間はかかりましたが、解説資料をまとめ、メンバーのためのサイトに公開しました。これで、エディタがパンクせずに多くの人を受け入れるための用意ができました。解説資料も、実際に使ってみてもらうと足りないところがたくさんでてきます。わからないとの質問をもらった点については、順次資料に書き足していくようにしました。疑問があっても、「わからないのはきっと私だけだろう。」と考え黙ったままの方も多いかと予想したので、事あるたびに疑問を積極的に口にしてもらうよう促すようにしました。

次は、資料を書くこと自体をほかの方にもやっていくことが必要になっていきます。エディタを引受けたときには、わたしも比較的時間がありましたが、エディタは無償で引受けているわけでして、ずっとGVのために時間を割いていけるわけではありません。ほかの人でもできることはほかの人にもやってもらえるようにしていく必要があります。

細かい工夫としては、メンバーサイトにノウハウを追加する際に、なるべく追加した内容をMLで宣言するようにしました。そのうちに、ほかの方もノウハウのサイトへの追加を自主的にしてくださるようになりました。(会社と比べると、GVのようなボランティア組織は、やはり自発的に手を動かしてくださる方が多いと感じています。)そのうちに、ノウハウを自主的に追加することがGV日本語の文化として定着し、あまりわたしががんばらなくてもよくなってきました。

グループで仕事をしているときに、だまって一人で仕事を完結させてしまうのはキケンです。特にGV日本語は、記事の翻訳が主な活動であるため、多くのメンバーが海外に住んでいるので、ほとんど顔を合わせることがありません。そのため、自分で何の仕事をしているのかアピールしないと、その人が抜けたとき、ほかの人が補うことができなくなってしまうのです。GV日本語では、一回きりや急ぎの作業、プログラミングのように高度な技術が必要となり分担がむずかしい作業以外は、なるべく作業内容を共有するようにしています。

NPOの運営1:エディタの役割

こんにちは、GV日本語のエディタの三橋です。

わたしがエディタを引受けたころは、最初は数人で細々と記事を翻訳していたのですが、次第に人が増え、今では100人を超すメンバーで1日1本に近いペースで記事を公開しています。TwitterやFacebookでフォローしてくださる方も、8/8時点でそれぞれ646人、359人となりました。グローバル・ボイスのパワーはまだまだあると思いますので、これからもメンバーを増やし、多くの記事を翻訳して、より多くの人に読んでもらいたいと思っています。

最近、GV日本語の成功を評価してくださる方から、ぜひコツを公開しないか、というお勧めを受けはるようになりました。そこで、このブログで少しずつNPOの運営のコツを書いていこうと思います。まずは前提として、GV日本語というのはどういう組織なのか、その中でエディタという役割は何なのか、それを説明します。

まず、GV日本語の親団体として、Global Voicesがあります。Global Voices は、主流メディアには載りにくいひとびとの声を、多くの人に伝えたり、声を発しにくい立場にいる方が声を伝えるのを支援する国際的なNPO団体です。Global Voicesの活動の一つに、ブログ・Twitter・facebookなどに書かれたり、Youtubeなどにアップロードされた人々の生の声を、文脈を補完して他の言語に翻訳するというものがあります。この活動には、記事を作成するコンテンツチームと、記事を各言語に翻訳する翻訳チームがあります(GV日本語でのボランティア活動にご興味のある方は翻訳ボランティア募集中をご覧ください)。GV日本語は、英語などの言語の記事から、日本語に訳した記事を公開するチームです。

Global Voices では、各チームの代表者をエディタと呼ぶ習慣があります。わたしは、GV日本語の代表者、つまりエディタを務めております。エディタには、大きく分けて二つの役割があります。GV全体とのパイプ役と、GV日本語のまとめ役です。

GVの翻訳チームは、言語圏によりかなり文化の差があるため、運営は相当部分が個々のチームに任されており、パイプ役といってもそんなにすることが多いわけではありません。(たとえば、欧米の言語では、翻訳チームに申し込む方にはジャーナリストを目指す方が多いようです。反対に、日本語や中国語チームでは、どちらかというと翻訳が好きで、海外の話にも興味があるというモチベーションの方が多いように見受けられます。)なので、主に仕事はGV日本語のまとめ役になります。

エディタはGV日本語のトップではありますが、会社のように、他のメンバーに命令するわけではありません。メンバーはそれぞれの生活でいそがしいのに、給料を払えるわけでもないのに、頭から命令などしたら、みないなくなってしまいます。では何をするのか?ということですが。

わたしは、エディタとは、トータルでみて、GV日本語がよくなるよう、これからもGV日本語が続いていくよう、考え実行することが仕事だと思っています。メンバーが数人で、それでもやらなきゃいけない仕事があったときは、まずは自分が手を動かしました。次第にメンバーが増えてきたら、応募者の受け入れなど、運営側に協力してくれる人がいないか呼びかけたり、どうしたら複数人の作業がうまくいくかと頭をひねりました。運営チームのノウハウもたまってきたら、ノウハウを蓄積し共有するためのシステム作りをしました。状況が変わるにつれて、実際に受け持っている作業は変わっていきましたが、GV日本語全体を眺めて、今足りないところ、将来必要になること、これから強化していきたいことを考え、対策を実行に移していくのがエディタだと思っています。

もちろん、こういう視点は、エディタ以外の一人ひとりにも持ってもらえるとすごく助かります。GV日本語は一人ひとりの創意工夫抜きでは成り立たない組織です。「これは自分の役割ではないかな?」と思っても、メンバーさんはどんどん発言してください。具体的なアイデアをお持ちならもちろんですし、ちょっとした意見や感想、困りごとを報告してくれる、とかだけでもうれしいのです。ただ、わたしは初期から関わりGVを立ち上げてきた分、より全体の方針を定めていく際に的確な判断ができるだろうと考えているので、意識的にGV日本語全体のことを考えています。

エディタは最終意思決定者という側面も持ちます。会社組織でないので、できるだけフラットにしたいとは思っていますが、完全にフラットだと議論がまとまらず、非効率になってしまいがちです。議論を尽くした上で、「もし自然に落としどころが見つからなかったら」わたしがまとめにいくことがあります。現在みなさんが抱えているご意見や不満を消化した上で、なるべく多くが反映されるかたちで、そしてかつGV日本語のシステム全体として整合性のとれた案を考えます。時には、長期的に状態が改善することを狙い、短期的にみればむしろ不便にみえる方向にシステムをもっていくことすらあります。この場合、軋轢はおきますが、不可避のものと考えています。たまにシステムにテコいれしないと、だんだん使いにくくなることは経験上わかっていますから。

どうも長くなってしまいそうなので、連載にします。興味をもって次も読んでもらえれば幸いです。

水曜日, 7月 31, 2013

チェックを引き受けて、力をつけよう!

こんにちは、三橋です。

一度で完璧に翻訳を仕上げるのは難しいので、GV日本語では、メンバー同士がお互いの翻訳をチェックする制度を設けています。チェックは記事の公開に欠かせない工程ですので、GV日本語では記事の末尾にチェックした方のお名前も載せています。下の画像は、グレートファイヤーウォールの父、大学学長を辞任への記事からとったものです。

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実は、チェックは翻訳と同じぐらい、むしろ翻訳以上に力をつけるのに役立ちます。まだチェックをしたことのないメンバーの方は、ぜひトライしてみましょう

なぜチェックで力をつけることができるのか?

  • ほかの人の文章から学べる

チェックを引き受けると、責任を持つことになるので、普通の読者よりもずっと深くほかの人の訳文を読み込むことになります。訳のうまい翻訳者さんがチェック担当者を募集しているのを見つけたら、ぜひ手を挙げてみましょう。勉強になりますよ。

  • 自分の翻訳をほかの人の視点で見ることができるようになる

読みにくい訳文ができたり、誤読したり、というポイントは、翻訳者が違ってもだいたい同じです。自分の翻訳を客観的に読むのは難しいものですが、人の翻訳を読めば、読者はこういう風に感じているのか、と知ることができます。「人の振り見てわが振りなおせ」「他山の石」ということわざもありますね。

チェックのコツ

力がつくとはいえ、まだチェックをしたことがないと、最初に引き受けるのはどきどきしますね。チェックに手を挙げる際の、コツや心構えを書いてみます。

  • まず、「翻訳よりチェックのほうがうまくできる」ことを知る

不思議なことですが、自分よりも訳が上手な人に対しても、適切なチェックをすることはできます。「岡目八目」といいますよね。

  • 翻訳のうまい人のチェックをする

実のところ、翻訳のうまい人の場合は、ほとんど赤を入れる必要がないことさえあります。チェック担当だからといって、絶対に改善案を出さなければということではないので、そういう場合は「特に直すところは見つけられなかったです。チェックさせてもらって、すごく参考になりました!」というだけでもいいですよ。特に問題がないことを確かめるのも、大きな貢献なんです。

  • 読者の気持ちになってコメントしてみる

GV日本語の記事の読者は、訳文と原文を照らし合わせたりせず、訳文だけで判断します。まずは原文を読まずに、わからないところ、違和感を感じるところについてコメントしてみましょう。

  • 自分の解釈と違うところについて、質問してみる

訳文単体でチェックしたら、次は原文と訳文を照らし合わせてみましょう。そして、自分の試訳と翻訳者の訳に違いがあったら、なんで自分の訳と同じにならないか、聞いみましょう。この場合は、自分のほうが間違っていることも多いですし、実際に翻訳者が間違っている場合でも間違えを指摘されるのは気分のいいものではないですから、自分のほうが間違っている可能性を残した控えめな聞き方をするように心がけましょう。

  • ほかの人にサポートをお願いする

自信がない場合は、経験を積んだメンバーにサポートしてもらうこともできます。ほかの人に助けてもらっても、ほかの人にお返しすれば大丈夫です。力をつけて、今度は自分が教える役になりましょう。

では、チャレンジをお待ちしております!

月曜日, 7月 29, 2013

6月MeetUp ~世界報道写真展と突然の雨に降られるの巻~

こんにちは。翻訳ボランティアメンバーの金澤です(・ω・)/

早いものでもう1か月前の話になっていることに驚きつつ、6月に行われた関東MeetUpの模様をご紹介します。

<世界報道写真展2013>

今回の関東MeetUpの舞台は恵比寿。その目的は、東京都写真美術館で8/4(日)まで開催されている、世界報道写真展2013です。(※注:リンク先画像には、受け止めるための心の準備があった方が良いと思われるものもあります。)

最初に目に飛び込んでくるのは、2012年の「世界報道写真大賞」に選ばれた、パレスチナのガザ地区でイスラエルのミサイル攻撃によって死亡した子どもたちを、絵画的な光の中で葬儀場所へと運ぶ男性たちの写真(スウェーデン人の写真家ポール・ハンセン氏による)。

個人的な話で申し訳ないのですが、高校時代に英語の授業でお世話になった先生が、私の在学中に視察団の一員として実際に数か月ガザ地区を訪れ、帰ってきた後の授業で現地の状況や背景について話してくださったということがありました。

パレスチナの子供たちには、将来を思い悩むほどの選択肢すらない。

…という旨のことを仰っていたのを未だに覚えています。

そんなこともあって、考えさせられるとともに、世界平和を願わずにはいられない気持ちになった写真展でした。

※このブログ記事を書こうと思ったきっかけとなったTIMEの記事:Why the Middle-East Peace Negotiations are Worth It

サブタイトルの “There are many reasons the Mideast peace negotiations could fail—but no reason not to try” (拙訳:中東の和平交渉が失敗に終わりかねない理由はたくさんあるが―それでもあきらめる理由はひとつもない

Global Voices日本語でも、パレスチナ関係の記事を読むことができます。実際にそこで暮らす市民の視点からの声をぜひご覧になってみてください。

<カフェでひと休み→話し合い>

報道写真展を見てまわった後、メンバーのMさんと合流し、ベーカリーカフェにて休憩&話し合い。今回は主に、新規応募者さんに最初に挑戦していただくトライアルの対応についての議題がメインでした。

すべてボランティアメンバーによって運営されているGVにおいては、トライアルの訳文をご提出していただいてから、チェック・評価をお戻しするまでにどうしてもお時間をいただいてしまう場合があります。

現在、話し合われた内容を元に、できるだけ作業がスムーズに行われ、特定のメンバーのみに負担が偏らないような仕組みが工夫されています。

現在トライアルで応募されている方や、翻訳ボランティアに興味があって「トライアルを受けてみようか」と思ってこちらをご覧になってくださっている方は、この点ご了承いただけますよう、お願い申し上げます。また、実際メンバーになられますと、このような運営にまつわる議論にも参加することができますので、トライアルをお受けになられて感じたことがありましたら、ご意見をお聞かせください(^^)v

メンバーのMさんにいただいた南国的フルーツを途中まで剥いた図。皮の印象とは裏腹に中身はつるんとしている。そして美味♪

<最後の最後でハプニング!?>

日本の6月といえば梅雨のシーズン。ですがこの日は梅雨の晴れ間と言うにふさわしい晴天…でした。そう、話し合いが終わりに差しかかるころまでは。

さてそろそろお開き、となった頃、空からは大粒の雨がどしゃどしゃ(-ω-;) そしてKさん以外は傘を持ってきていないメンバー3人。みんなでダッシュして、何とか地下に潜って避難して、恵比寿の駅までは屋根がある中を移動できるという都会の恩恵を受けるも、それでも結構濡れましたわね(苦笑)

最近もゲリラ豪雨など、なかなか晴れていても油断の出来ない天気が続いています…みなさまもご注意を!

土曜日, 7月 20, 2013

AdvocacyやRising Voicesの翻訳について

こんにちは、翻訳ボランティアメンバーのいはらです。
今回は、翻訳ボランティアのトライアルに挑戦する方や、新しくメンバーになった方に向けて、グローバル・ボイスのプロジェクト AdvocacyやRising Voices の翻訳について書いてみたいと思います。(AdvocacyやRising Voices について詳しくは、こちら

AdvocacyやRising Voicesは、団体としてのグローバル・ボイスが取り組むプロジェクトの一部です。Advocacyはネット上の言論の自由について、Rising Voicesは主
に発展途上国が抱える問題について声をあげるという目的があります。
そのため、”事件”や”話題”が記事の中心になるとは限らず、常に変化していくネット界や世界の様子を切り取って伝えるのみの内容となっていることもあります。

はっきりとしたストーリーがない分、翻訳時にはむしろ、記事に書かれていない
背景についてのリサーチや、インターネットの検閲、オープンソースを活用した運動など”ネットと社会”についての知識が問われることになるでしょう。
普段インターネットをしていても、こういった記事を意識して読んだことがない場合は、翻訳を難しく感じることもあるかもしれません。トライアルでこの分野の記事を選ぶ際には、事前に記事をよく読んで、自分の力量と比べてから応募するようにしてください。

加えて、以下のような点が、気をつけるべきポイントとなります。

・あいまいな原文を適切に訳す
センシティブな話題ですので、匿名筋からの情報や、確認の取れない状況の解説
など、あいまいな説明やぼかした表現も多くあります。原文であいまいに書かれ
ている場合は、訳文でも同じようにあいまいにしなければいけません。

・筆者の立ち位置に寄り添う
GVの記事は、基本的に中立の立場から書かれています。主観的な意見が引用され
ていたとしても、地の文が客観的に書かれていた場合は、きちんとそれぞれのトーンを訳し分けなければなりません。記事の目的はあくまで「状況を描
写し、人々の声を伝えることで、読者自身が考えるきっかけとなる」ことであり、「一方的な意見を訴える」ことではないことに注意してください。

・カタカナ用語に訳してごまかさない
アドボカシーなど、日本語の訳語が定まっていない言葉が多く登場するのも、GV
のこの分野の記事の特徴です。英和辞典に頼るのではなく、英々辞典やインター
ネット調査などで、まずオリジナルの概念をつかむようにしてみてください。そ
こから、カタカナにするのがよいのか、日本語に言い換えるのがよいのか、読者
にどうすれば上手く伝わるか、自分の頭でしっかりと考えてみてください。

このような課題をクリアするためには、原文をしっかり読み込むことが大切で
す。GV記事の筆者は、プロではありませんので、原文が上手に書かれているとは
限りません。しかし、記事の登場人物の立場を整理し、状況の変化を時系列に
沿って書き出す、などすれば、自ずと原文の描く状況は見えてくると思います。
(もちろん、調査も必要です!)

原文をしっかり理解し、状況を踏まえた上で、読みやすさのために意訳する場合
は、チェックする人に申し送りをしておいた方が親切でしょう。
みなさんの翻訳した記事を読むのを楽しみにしています!

月曜日, 6月 24, 2013

GV日本語チームインタビュー(12): 金澤 裕仁

1.まずは自己紹介を

英語、教えてます(詳しくは個人ブログへ)。世界に通じない「ダメ発音」を滅ぼし、まさに「Globalに声を届けられる」英語学習者を一人でも増やすために、発音矯正を生徒に強制しています(笑)

大学・大学院では言語学・英語学にどっぷりはまり、以来、ことばの面白さに魅せられて続けています。ことばの魅力は、言葉では言い尽くせない!

GVでは、記事の翻訳に加え、トップページ右側の【英単語を完全理解する!】コーナーの作成や、トライアル応募者さんの訳文をチェックさせていただくトライアルEの活動も行っています。

2.GV日本語への参加のきっかけを教えてください

―そこにGVがあったからさ。…うそです、ごめんなさい(-ω-;

でも、ホントにめぐり合わせではあったと思いますし、「翻訳ボランティア」ができる団体は数ある中で、GVに参加できて良かった!と感じています。

ことばを専門にしている中で、「様々な言語の情報を一度英語に訳し、更にそれをまた各言語に訳していく」というやり方に興味を覚えました。またGV日本語だけでなく、世界中にGVネットワークがあることを知り、新しい “World Englishes”の姿ってこれなのでは?と思ったのもきっかけです。

3.個人的に思うGVの魅力・おもしろさは、何ですか?

トップページの新着記事をざ~っと眺めただけでも、普段あまり馴染みのない国の話題がずらずら並んでおり、読んでみたら、そこに住んでいる人たちの声が、息遣いが、聞こえてくるような感覚が。

自分の好きな「ことば」を使って日英語の橋渡し役になり、「海の外」にいる人たちの姿や思いを身近なものになるよう伝えられるのがいいなぁと思います。

また、メンバーとのやり取りの中でいろんなことが実現できるのも魅力です。私が新しく入った時には「英単語コーナー」なんてなかったものが、今そこにあるって嬉しいです。トライアルメンバーとしては、自分が担当して参加してくださった人が、その後も翻訳やチェックに楽しく活動されていると、とてもやった甲斐を感じます。

4.今まで翻訳した記事から、特に思い入れの深いものを紹介してください

どれも思い入れはあるのですが、やっぱりトライアルで初めて訳したLady Gagaの記事でしょうか。(ちなみに、「レディー・ガガ」と表記されるのが一般的で、私もそう訳していますが、「レィディ・ガーガ」のように言った方が、より英語本来の発音に近いです。)

トライアルの段階から、Authorの方にコンタクトを取って英文の確認までしたら、当時のトライアルメンバーに驚かれていたことが後で判明したという…

ほかの翻訳者の自己紹介もご覧ください。

木曜日, 6月 20, 2013

GV日本語のサイトと舞台裏ブログをリニューアルしました!

GV日本語エディタの三橋です。リピーターの方はもうお気づきかもしれませんが、GV日本語のサイト舞台裏ブログのデザインが大幅に変わりました!

まずGV日本語のサイトについてですが、いままで物足りなかった右側に、メンバーでアイデアを出し合ってGVをより楽しんでもらえるためにいろんなものを表示しました。

特に注目なのは、右側の一番上にあるメッセージ欄です。ここは、メンバーの自由な発想で、翻訳された記事の紹介や、記事に登場する英単語の成り立ちの説明、まだ翻訳されていない記事の説明、メンバーのGVに対する思いなどが表示されています。

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わたしが記事を書いていこの瞬間は、ちょうど英単語の紹介が表示されていますね。

また、GV紹介動画も追加しました。いままで表示していたザッカーマンさんの動画

に加え、ノースイースタン大学の学生ジャーナリストのミシェルさんが作成してくださった動画の字幕を日本語でつけました!

ぜひごらんになってくださいね。

舞台裏ブログのほうについてですが、いままではデフォルトのデザインにあまり手を入れていなかったのを、ブログとして使いやすくなるようコメントや過去記事一覧などの機能を追加しました。タグクラウドも、どんな傾向の記事があるかわかって面白いですね。

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舞台裏ブログを通して、GVの記事やGVを支えているメンバーに、親しみを感じていただけたらうれしいなと思っております。GV日本語サイト、舞台裏ブログともども、これからもよろしくお願いします!

金曜日, 6月 14, 2013

飯豊山(いいでさん)山行写真集

皆さんこんにちは。

翻訳ボランティアメンバーの金子です。

先日、飯豊山に登ってきました。

平素は海外のニュースを翻訳していますが、

今回は日本の美しい自然をご紹介しようと筆を取っています。

写真を中心とした山行記録ですが、お楽しみいただければ何よりです。

 

実施期日 2013年6月7日~6月10日

構成メンバー 6人(女2人 男4人) 

女性は60歳以上、男性は65歳以上の高齢者登山隊です。

飯豊山の位置 新潟県と山形県の県境上にありますが、

山頂は福島県に所属します。標高2105.1m

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6月7日 曇り時々雨 歩行時間 約4時間

今日は、福島県喜多方市山都町川入から入山し、

三国岳避難小屋を目指します。

 

川入登山口

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新緑の中を歩きます。春ゼミが鳴いていました。

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標高1200m付近から残雪が現れてきました。

春ゼミの声はいつの間にか聞こえなくなりました。

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雪の上を進んで行きます。雪の急斜面を行くときは

緊張します。転んだら谷底まで滑り落ちてしまいます。

カッコーの鳴き声が緊張感を和らげてくれました。

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岩場を越えていきます。岩場も緊張します。

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午後4時過ぎに今日の目的地、三国岳避難小屋に到着しました。

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避難小屋内部の様子です。

ビニール袋の中は雪です。

近くの雪原から集めてきました。これを溶かして調理します。

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 6月8日 曇り 歩行時間 約7時間

今日は、飯豊山を経由して御西岳避難小屋を目指します。

飯豊山を目指し歩行開始です。

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飯豊山に登頂しました

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さらに今日の宿泊予定地、御西岳避難小屋を目指します。

すると、霧が出てきました。霧が発生すると

周囲の景色が見えなくなり、方向を誤りがちになります。

GPSで方向を確認しながら進みます。

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霧の中に、御西岳避難小屋が現れました。

無事に目的地に着きホッとしました。

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6月9日 晴れ 歩行時間 約9時間

今日は大日岳を目指します。その後、元来たルートを戻り、

7日に泊まった三国岳避難小屋に引き返しもう一度ここに泊まります。

今日はよく晴れ、眼下に雲海が広がっていました。

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大日岳山頂が見えてきました。

左側の雪の斜面を登ります。

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大日岳山頂からの眺め

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大日岳の遠望

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6月10日 曇り 歩行時間 約4時間

今日は川入まで下ります。そこからタクシーで

磐越西線の山都駅まで行き、その後東北新幹線などを

利用して横浜まで帰ります。

三国岳避難小屋の夜明け 午前4時ころ

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川入登山口付近、大白布沢の流れ

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今回の山行は、初日に雨と雷に会い少々怖い思いをしましたが、

無事に下山できました。

歩行中はイワウチワイワイチョウミヤマキンバイチングルマ

ショウジョウバカマシラネアオイカタクリなどの花が疲れを

癒してくれました。

金子記

日曜日, 6月 9, 2013

記事で使う用語の解説(2) - [es]って何?

こんにちは、翻訳ボランティアメンバーの青柳です。

今日は、グローバルボイスの記事に出てくる、「何だろう?」な謎の記号や言葉の数々を、一挙解説したいと思います!

・リンクのすぐ後ろによくついている、[es]とか[en]って何?

これは、リンク先の言語の種類を表す記号です。

[es] … スペイン語:直前のリンクをクリックすると、スペイン語のページにとびます。

[en] … 英語:クリックすると英語のページへ。

他にも、

[ja] … 日本語

[ar] … アラビア語

[zh] … 中国語

[bn] … ベンガル語

[ko] … 韓国語

[fr] … フランス語

この記号はISO639-1という規則に従っています。

・写真の但し書きによくついている、CC-BYって何?

これは、クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons、CC)という、写真などネット上のコンテンツを扱うライセンスの種類を表しています。

著作権のようなものですが、使わせないためというより、一定の制限付きで自由に使っていいことにするための取り決めです。 

制限には4種類あって、著作者が使う人に守ってほしい事柄を、以下の記号の組み合わせで示します。

BY … 著作者の氏名などの情報を表示しなければならない(表示)

NC … 作品を営利目的で使用してはならない(非営利)

ND … 作品を改変してはならない(改変禁止)

SA … 新たに生み出された作品は元の作品のライセンス条件を継承しなければならない(承継)

つまりCC-BYとは、表示の制限のみ。原作者のクレジット(氏名、作品タイトルとURL)を表示することを守れば、改変はもちろん、営利目的での二次利用も許可されるという、最も自由度の高いCCライセンスです。

グローバルボイスの記事でよく目にするのは、他にも、

CC-BY-NC … 表示—非営利

CC-BY-NC-ND … 表示—非営利—改変禁止

などがあります。

・記事のネタ元、ソーシャルメディアサービスのいろいろ

グローバルボイスは世界中の人たちの「声」を記事にしています。この「声」のネタ元は、ブログやTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアがほとんどですが、日本ではまだちょっと耳慣れないサービスもよく出てきます!

Instagram インスタグラム iPhoneから投稿できる写真共有サービス 

Tumblr ブログサービス

Storify ストリファイ ソーシャルメディアのまとめサイト作成サービス

- その国ではTwitterより人気なのは…

VKontakte 2億人以上ユーザーのいるロシア語のSNS

Weibo ウェイボ 中国語のマイクロブログ(微博) 

- 写真がよく引用されているのは…

Flickr 世界最大級の写真共有サービス

Demotix 報道写真投稿サイトwww.demotix.com/japanese 

世界のネットの津々浦々からお届けしているグローバル・ボイス記事、ぜひお楽しみください!

日曜日, 4月 28, 2013

関西Meetup(2013年4月)

こんにちは、翻訳ボランティアメンバーのいはらです。

今回の関西のMeetupは~

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万博記念公園に来ましたよ~!!!!!

超いい天気!!!!!

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目的はこれ!特別展「マダガスカル 霧の森のくらし」です。

マダガスカルというと、”島”と”バオバブ”というイメージしかなかったのですが、湿った貿易風があたる東部、島の中央部に広がる高地、そして乾いた風の降りてくる西部と、様々な気候が広がる国だそうです。
焼き畑や棚田など、アジアの生活に似た風景も見られます。

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展示会場内には霧の森に住む人々の家が実際に設置され、釘を使わない家づくりや、窓の細かい彫刻などの手仕事を近くで見ることができました。

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また、霧の森に住む人々に手紙を書くコーナーもありました。みんぱくの方が訳して、届けてくださるとのこと!また、住所を知らせておくと お返事ももらえるみたいです。私たちもそれぞれ、手紙を書きました。

Meetupに参加したメンバーの感想をご紹介します。

展示の中に、観光化が進む村に住む人の声を集めたドキュメンタリービデオがあって、村長というか長老のおじいさんがこんなことを話してました。

あなたたち(日本の研究者)はここに来て私たちのことを知った。それは良いことだ。でもそれだけでは対等ではない。私たちも日本のことを知りたいんだ』 

この自分の家を貸すから、ここで日本の展示会をすればいいじゃないか、と言うおじいさんの言葉は真剣で、何かこれは大切なことを言っているなあと心に残りました。グローバル・ボイスがやろうとしていることにもつながる話じゃないかなと、インスピレーションをもらった気がします。

 

「写真にある釘を使わない家、近づいて見ると無数の線や幾何学文様が彫られています。実際にその模様を彫るという体験コーナーがありました。

これがなんと難しい。

何本もの平行線を彫るのですが、まず等間隔に出来ない、力を均等にかけられない…ザフィマニリ(マダガスカルの中央高地に住む人々)の方たちの技術の高さを知りました。芸術ではなく、生活に密着した技術だからこそ今日まで伝えられ、これからも残っていくんだろうと感じました。

グローバル・ボイスでは、アフリカ関連の記事をまとめた”African Voices of Hope and Change”という電子書籍を発行しています。こちらのページより無料でダウンロードできます。こちらは英語版ですが、いくつかの記事は、グローバル・ボイス日本語でも読んでいただくことができます。
アフリカ:資源の呪いを越えて
ケニア:「牛乳を飲もう!」ファーストフード世代への呼びかけ

日本の裏側に位置し、普段なかなか見聞きすることのないアフリカのニュースですが、グローバル・ボイスの記事を読んでいると、アフリカと一口にいっても、国によっておかれている状況は様々なのだなと知ることができます。

これからもグローバル・ボイスは大手メディアが取り上げない様々な声を紹介していきますので、楽しみにしていてください!